硫黄島で亡くなった兵の鎮魂に生涯をつくした和智恒蔵の半生。
玉砕の島として知られる硫黄島は、映画にもなり、時々話題に上ることはあるけれど、その実態はあまり知られていないように思います。
かくいう私も、詳細に知っているわけではなく、滑走路の下で遺骨が下敷きにされていることや、遺骨収集が思うように進まない実情については聞き知っているけれど、和智恒蔵氏については本書で初めて知りました。
表題と、著者が上坂冬子氏であることから手に取ったのですが、読んで己の不識さを痛感。
多くの人に読んでもらいたい一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・政治
- 感想投稿日 : 2012年8月26日
- 読了日 : 2012年8月26日
- 本棚登録日 : 2012年8月26日
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