上巻に引き続き夜の物語を冒険するさよと仄田くん。何が善くて何が悪かとかじゃなくって、光と闇との対決を通して、中庸でもいいんだってことを、大事なものを抱えるその大切さを教えてくれる。
「七夜物語」のことをすぐに忘れてしまうのは、体験から中庸を学んで成長してしまうからかもしれない。
ミエルとの対決で現実世界と物語の世界がリンクしていることがおぼろげながらわかってくるところは、エンデの果てしない物語や、さくらんぼのクラフティのお茶会は不思議の国のアリスなどのエッセンスも取り入れられている雰囲気で読ませられる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
童話
- 感想投稿日 : 2014年2月24日
- 読了日 : 2014年2月24日
- 本棚登録日 : 2014年2月24日
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