シングルマザーが起業していくストーリーの中に自己再生を浮かび上がらせていく。自然食品のカフェをはじめるというところはちょっと古めかしい気もするが、起業に関しての知識や、滋愛に満ち満ちたお惣菜のレシピなど、そして子供の雪の存在が生命力に溢れていて一気に読ませてくれる。人はひとりでは生きていないということを自覚することと、プライドとの折り合い。気のてらいのない文章が心地よい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2014年2月16日
- 読了日 : 2014年2月16日
- 本棚登録日 : 2014年2月16日
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