小川洋子さんからの注文書に対してクラフト・エヴィング商會からの裏返したような納品書、それを受けてのまたひっくり返した受領書という構成になっているところが斬新である。
この世にはない文学世界からの注文はどれも奇天烈でユーモアがある。
「肺に咲く睡蓮」のケースを筆頭に小川さんらしい理系文体を楽しめるし、納品書のフィギュア写真も心に届くということから、これは夢のコラボと言えるだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2014年2月6日
- 読了日 : 2014年2月6日
- 本棚登録日 : 2014年2月6日
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