ゲーデルの悪霊たち――論理学と狂気

  • みすず書房 (2020年7月17日発売)
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ゲーデルの不完全性定理を敷衍した哲学的言明を、「定理をよく理解せずに都合よく使っている」と批判している文章をチラホラみかけるが、その定理を最もよく理解していたであろう当のゲーデルがこれほどまでに形而上学で語られる領域に足を踏み入れていたというのは皮肉な話だなぁと感じた。
ゲーデルの思考世界は狂気そのものだが、学問の敷衍がただただ叩かれる現代においてはこのような狂気は生まれ得ないのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月7日
読了日 : 2020年10月7日
本棚登録日 : 2020年10月7日

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