愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか (集英社新書)

  • 集英社 (2016年2月17日発売)
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本棚登録 : 223
感想 : 16
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発売された当初から読まなきゃと思っていたが、3ヶ月足らず経ってしまった。

私が勉強を進めようかどうしようかと門の前をウロウロしている仏教、特に親鸞聖人の教えが、戦前の全体主義につながっていった、ということを、常に注目している中島岳志さんが対談されているということで、読まないわけにはいかなかった。

賢い人が2人寄ると、賢いことになるなあと感心しながら読んだ。

新書の対談本ということで、私のような基礎的な知識のないものにも、わかりやすく書かれていたのが良かった。といっても、あまりにも無知なので、スマホ片手に、人名や仏教用語、歴史的事件など、検索しながら、できるだけたくさん検索結果をたどりながら読み進めた。

たくさんの知識を得、いろいろと考えさせられ、いい読書時間を過ごせた。
自分の中で、また次につながっていく。

私にとって、あまりにも内容が盛り沢山すぎて、感想がまとまらないが、特に近代日本150年が、75年サイクルで繰り返しになっているという指摘(もともとは大澤真幸さんの指摘)には愕然となった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年5月19日
読了日 : 2016年5月19日
本棚登録日 : 2016年5月17日

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