真っ暗な部屋の中を手探りで進もうとしてはあちこちぶつかってもがいているようなメンヘラの女の子が主人公。
自分は彼氏の津名木くんと性格が近いと思うので
「あたしと同じだけあたしに疲れてほしい」なんて言う恋人は
1番めんどくさいタイプだなと思ってしまう。
それでもラストの屋上でのシーンは痛快。
寧子の言葉がぐさぐさ心に刺さってくる。
誰だって自分とは一生別れられない。
今まで意識した事なかった葛飾北斎の富士山に波がざっぱーんの絵が
とてつもなくロマンチックなものに思えてくる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年3月2日
- 読了日 : 2013年3月2日
- 本棚登録日 : 2013年3月2日
みんなの感想をみる