本を題材にした森見登見彦的なファンタジーというよりも
深井一族の話である事を理解し、
内容のテンポのわりに回りくどい文章を乗り越えられれば
面白くてほっこりできる本だと思う。
仕掛けという程ではないかもしれないけど、最後まで読むとニヤリとして
また初めのページに戻りたくなる。
何より登場人物たちと作者の本に対する愛情を感じられるのが良い。
自分の本棚の本を入れ替えたら「幻書」が生まれるかなー?とか
自分もラディナヘラ幻想図書館の司書になりたいなーとか
本好きにとっては妄想が広がるステキなお話。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年7月6日
- 読了日 : 2013年7月6日
- 本棚登録日 : 2013年7月1日
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