『五つの季節に探偵は』のみどりが登場する作品が過去作にあったことを知り手に取った。6歳の時に誘拐事件に遭った藍葉は、11年後当時自分を誘拐した女性に会いたいと願い育休中の探偵・森田みどりに女性の居場所の調査を依頼する。調査を進める中、事件となった誘拐に不可解さを感じたみどりは忘れかけた感覚を取り戻していく…。『五つの〜』で感じた以上に本作ではみどりが危なっかしい。浅川の心配は過剰ではなかった。母親のネグレクトから犯人に対して特別な感情を抱き執着するような藍葉にも危うさを感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2024年9月14日
- 読了日 : 2024年9月12日
- 本棚登録日 : 2024年9月14日
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