猫と罰

  • 新潮社 (2024年6月19日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 4

【日本ファンタジーノベル大賞2024】大賞受賞作品。猫には9つの命があるらしい。語り手は3つ目の命の時に文豪の飼い猫だった黒猫。小説にも登場するその猫が9つ目の最後の命を受け、曰くありの女店主が営む猫だらけの古書店『北斗堂』にやってくる。黒猫が生きた8回の命の回想は日本の歴史を辿る。汚い人間と時代を見てきた猫は人を信じる事が出来ない。店主も曰く有りだが店自体が理解しがたい謎に包まれている。カバーイラストでほっこり系をイメージしていたが想像とは少し違った。猫好きさんに刺さる作品かも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2024年7月5日
読了日 : 2024年7月5日
本棚登録日 : 2024年7月5日

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