【日本ファンタジーノベル大賞2024】大賞受賞作品。猫には9つの命があるらしい。語り手は3つ目の命の時に文豪の飼い猫だった黒猫。小説にも登場するその猫が9つ目の最後の命を受け、曰くありの女店主が営む猫だらけの古書店『北斗堂』にやってくる。黒猫が生きた8回の命の回想は日本の歴史を辿る。汚い人間と時代を見てきた猫は人を信じる事が出来ない。店主も曰く有りだが店自体が理解しがたい謎に包まれている。カバーイラストでほっこり系をイメージしていたが想像とは少し違った。猫好きさんに刺さる作品かも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2024年7月5日
- 読了日 : 2024年7月5日
- 本棚登録日 : 2024年7月5日
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