夜市 (角川ホラー文庫)

3.90
  • (524)
  • (636)
  • (503)
  • (70)
  • (18)
本棚登録 : 4150
レビュー : 642
著者 :
MOTOさん  未設定  読み終わった 

幼い頃に見た恐ろしい記憶、
を、言葉にする事ができない。

なぜならそれは、
本当にこの目で見たのか?
それとも、誰かから聞いた、ただのお伽話だったのではないか?
もしくは夢ではなかったか。

あの恐ろしさって一体・・・?

実は、あまりにもあやふやすぎて、
形にすらなっていないのに、

とにかく記憶の隅に、今も消えずに残っている。
暗い影の様な、遥か遠い昔に感じた恐怖・・・

本書にて、
『夜市』に、初めて踏み入った私は、
(こ、ここだったかも…!?)

まさか、あるわけない、そんな空恐ろしさに身震いしてしまった。
人の心の奥底に潜んでいる不安をステージに、
読了までこの世界から逃れる術は無い、
まるで束縛されるかのような恐怖。

ただ、見ているだけでは、
この空間に永遠縛られたままになってしまう。

恐怖から、逃れる術。
子供の私に、それが無かったわけを、
ここで知った様な気がした。

他 『風の古道』も秀逸。

レビュー投稿日
2013年10月27日
読了日
2013年10月27日
本棚登録日
2013年10月27日
6
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『夜市 (角川ホラー文庫)』のレビューをもっとみる

『夜市 (角川ホラー文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『夜市 (角川ホラー文庫)』にMOTOさんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする