豆の上で眠る

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本棚登録 : 3393
レビュー : 516
著者 :
MOTOさん  未設定  読み終わった 

ある日、大好きだったお姉ちゃんが突然いなくなってしまった。
まだ小学三年生。
自らの意志での失踪なんて可能性は低く、
手掛かり皆無で焦燥しきる家族に、彼女が与えたダメージは計り知れないものだった。

それから二年、
まさかの無事帰還である。
変わり果て、記憶を失った状態で発見された彼女に対して、喜びながらも小さな違和感を抱く妹。

(この人は本当に私のお姉ちゃん…?)

何重にも重ねられたシーツの下に隠されたたったひとつの小さな小さな豆。
その一粒が気になって今夜も眠れないのは(あの人は姉じゃない)と見抜いている私だけ。

(ある)とは気付いていても
シーツさえ被せれば、穏やかに眠ることはできる平穏。
ニセモノの平穏と
ホンモノの平穏がかけられていた天秤が、ラストでぴたりと吊り合ってしまう物語。

レビュー投稿日
2018年4月18日
読了日
-
本棚登録日
2018年4月18日
6
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