君たちに明日はない

著者 :
  • 新潮社 (2005年4月1日発売)
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本棚登録 : 599
感想 : 121
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毎朝、家を出て向かうべきもうひとつの居場所がある。
世の中と自分を繋ぎ「明日」を生きていい、と認めてくれる大事な場所。
そこを突然奪われる「リストラ」。

通告された本人にしてみたら、まさに絶望の縁に落とされる様なものだろう。
この小説の主人公の職業である、リストラ対象者を面接によって円満に離職させる会社、が本当にあるのかどうかはわからないが、
肩をたたく役目も負いたくないから人任せにする、会社という集合体の空虚さに寒々しくなってしまった。

ただ、物語はとても面白かった。
ひとつの場所を信じてしがみつくばかばかしさ。
地はどこまでも繋がってる。
そこがダメなら別の場所があるさ。
『新天地』の清々しさにすっきり♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年6月18日
読了日 : 2018年6月18日
本棚登録日 : 2018年6月18日

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