サバの秋の夜長 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (2000年3月1日発売)
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自分の周りを取り囲む、生き物達の事を。

私は普段、どう感じていたんだっけな…、
と、思いをフト、巡らせたくなってしまった。

飛びまわるハエ。
うごうごと蠢く毛虫。
また、ごみ収集場に集まっているカラス。

嫌。
気持悪い。
不快~~~


すーっと庭を通り過ぎてく猫がいる。

可愛い!^^♪と、一瞬思うだけ。

昆虫、害虫、動物、ヒト以外のあらゆる生き物…

は、完璧に切り離され居るんだな、と、気付いたつまらない世界感。


『サバ』とは著者が飼っている猫ちゃんの事だ。

著者が振り回した(感性)と言う名の魔法の杖は、
あらゆる生き物を擬人化し、
見えにくかった世界のいちぶをちょっと傾けてくれた。

『サバ』が知ってる、家の中で一番心地よい場所が
そこに現れた様なぽかぽかコミック♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年4月7日
読了日 : 2013年4月7日
本棚登録日 : 2013年4月6日

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