ーーーーー2016/12/17 山下ーーーーー
【概要】
作業療法士の著者が、リハビリテーションの現場から学んだ行動力を高める科学的な方法について書いた本
【評価】
90点
【共有したい内容】
・起床から4時間後が脳の活動がもっとも活発になる。この時間にだるかったりぼーっとしていたら睡眠に問題があり、睡眠の管理が必要。
・「フィードフォワード」目的を達成するめにはどうあるべきかを予測して行動を決めるシステム
脳が自動的に無意識的にフィードフォワードのシステムを起動しやすい状況をつくる。脳が次の行動を予測できるところまでは前の行動を途切れさせずに連続させること。これはちょっとだけ作業に手をつけてから行動を区切ることによってできる。
・脳は他人の真似をするようにできている。まわりにすぐやらない人がいればそれもまた伝染していき、チームや職場全体になんとなく先延ばしにする雰囲気がつくられていく。すぐやらない人を視界にいれずにすぐやる人を視界にいれるようにすることで脳の働きを優秀な人に近づけることができる。
・脳が覚醒いていないときは、体の中心部分の活動が低下するため、体勢が悪くなる。腕組、足組をせず座り姿勢をなおすこと。
・「感触」は脳活性化の強制スイッチ!感じられる触覚が少なくなると、脳はやる気になりにくく、「すぐやる」ことや、「継続してやり続ける」ことが難しくなる。「やる気」といった心理的な要素だけでなく、生理的な要素でもあります。触覚が豊かになると、実際に体が動きやすくなるのです。
【読んだ方がいい人】
・すぐやるかどうかは単にやる気の問題だと思っている人
・家でぐだぐだしてしまうのをなおしたい人
【悪いところ】
・日常の行動の話が多くビジネスの話が少ない
【どういう時に役に立つか】
・めんどくさがりなのをなおしたいと思った時
【自由記述】
作業療法士なので脳のの仕組みと体のつながりが説明されていて面白い。触覚が大事というのは驚きで、できるだけ汚れないように日常を過ごすのはよくないんだと知った。
- 感想投稿日 : 2016年12月17日
- 本棚登録日 : 2016年10月24日
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