ベルリン陥落1945

  • 白水社 (2004年7月1日発売)
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感想 : 11
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「BERLIN THE DOWNFALL 1945」の翻訳(2004/08/10発行)。

本書は、東プロイセンからドイツ第三帝国の首都ベルリン陥落までの戦いを改めて検証した戦史で、旧ソ連の極秘資料や戦闘詳報、上級機関への報告書、体験者の回想や記録に証言等々を元にして書かれているとのことです。

只、これ等の文書や証言が本当に真相であると云う保証は無く、特に戦闘詳報や報告書は現場の実態とかけ離れているは常識とされているので、センセーショナルなエピソードの信頼性は微妙な感じがしました。 特にベルリンでのソ連兵によるレイプ被害について引用している日誌(Eine Frau in Berlin.)は、少なからず信憑性に疑問がもたれているようです。

又、誤記(?)か誤訳(?)と思われる文章もみられるので、内容の割に評価は★★★としました。
前書「スターリングラード―運命の攻囲戦 1942‐1943」の翻訳版を出版した朝日新聞から発行されていれば、この変は改善されていたのではないかと思え残念です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 近代西洋史
感想投稿日 : 2014年2月6日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年2月6日

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