- 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン
- 筧裕介
- 英治出版 / 2019年5月9日発売
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良書も良書。英治出版ありがとうございます。
自分が入っている会社がSDGsを掲げており、複数の市のSDGs専門家として関わらせていただいている。自分の知識をさらに深める必要があると思い、読了。
このタイミングで読めたことが最高。
SDGsとは何かを定義した上で、
そのために地域が何をすべきか。
今の日本社会の課題をデータで提示しながら、それに向けた解決策をアプローチ方法、具体的な技術、事例等を紹介して、とうとうと伝える。
SDGsってともすれば、海外?のことと意識されがちだが、直近の日本の課題も喫緊の課題。日本や海外、場所に拘らず、今目の前にある課題をしっかりと認識して、分野に拘らず、1人の人間として、SDGs達成を目指していきたい。
(SDGsって2030年までの話だから、それ以降はわからないでしょ?みたいな話がききますが、2030年になったら、きっとさらに目標が具体化されて、2050年までという形でどんどん更新されていくはず。)
※そもそも、2000年からのミレニアム宣言からの流れで、SDGsがあるから。
メモ:
○目標達成のためのSDGsアプローチ
1. イノベーションとスリム化
2. 包括性とパートナーシップ
※アフリカ・チャド湖の話
・分断シナリオ
・協働シナリオ
3. バックキャスティング
○地域は生命体|有機的に繋がっている
○日本の人口減少の3大要因
1. 若者(出産適齢世代)人口の減少
2. 既婚率の低下
3. 夫婦あたり出生数の減少
○地域共生は、多様性、特殊性、万能性の排除
↔︎万能生命体・東京
○5つの負のループ
・経済衰退ループ
・生活困難ループ
・孤立無援化ループ
・教育水準低下ループ
・環境破壊ループ
⇨2つのレバレッジポイント
1.コミュニティの弱体化(5つ全てのループ)
2. 若者の流出&地場産業の衰退(上から4つのループ)
○コミュニティを育む3つの技術
・対話の場を作る技術
対話:内省的ダイアログ+生成的ダイアログ
・声を聴く技術
傾聴+判断の保留
- 思考のお喋りを眺める
- とにかく口に出す
- YES AND の原則(まず肯定する)
- 楽しむ(ストーリーモード)
・地図を描く技術
○対話がもたらすコミュニティの進化
レベル.1 他人ごと化段階
レベル.2 対象化段階
レベル.3 自分ごと化段階
○赤いハコ:幼児期(4歳〜9歳)親との関係
○青いハコ:青春期(11歳〜18歳)他人との関係
○アイデア発想
・ブレインストーミング:一言ではなく、20文字
・アブダクション(仮説)
・アナロジー(類推):〇〇のような△△
・イミテーション
・未来の芽
☆これから必要とされる力(AI時代に)
1. 人間中心に思考し、人を動機づける力
2. 自らゴールを設定し、自ら動く力
引用系:
・アダムグラント「GIVE&TAKE」
・岡野春樹(移住までの4段階)
交流⇨関係⇨役割⇨移住
・ダニエルHキム(関係の質が成果の質を高める)
関係の質⇨思考の質⇨行動の質⇨成果の質
2020年11月14日
- おしゃれなエコが世界を救う
- サフィア・ミニー
- 日経BP / 2008年5月15日発売
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有名なフェアトレード・ブランド people treeの創業者の著書。
このブランドの商品は好きなので、著書についての本が気になり、購入。
この方は、自分の信念に実直に従ってここまで進んでこられたのだなとその意志の強さを読んでて、感じました。
一方で、著書の中に現地の生産者の方々の詳細なエピソード、彼らがどう思っているかがあまり記載されていなく、全体的に自分に焦点が当たっていたので、読んでいて少し胸焼け気味になっていた。
また、ものづくりのメーカーとして、機械は確かに悪い部分もあるけれど、良い部分もある。画一的な均質した仕事は機械で、それではできない物を手仕事で、うまく両立させるのがベターだと思っている。
何でもかんでも、機械を否定している気がして、メーカーに携わっている者としてちょっと辛かった。
(多分、機械の悪い側面しか見ていないのだと思う)
ある物事に対する多面的な見方をした上で、物事に対する自分の判断をしていきたいと感じました。
2020年10月12日
- NAKED FASHION ―ファッションで世界を変える― おしゃれなエコのハローワーク
- サフィア・ミニー
- サンクチュアリ出版 / 2012年10月3日発売
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フェアトレードに対する取り組みをしている方々のインタビュー。読みやすいし、いろんな方が取り組んでいるのがわかる。
でも、どうしてこういった取り組みって女性が中心になるのかな。男性ももっとこういう取り組みに入っていけばいいのに、単にそういった機会がないのか、そういう部分に対して、関心がないのか。
2020年10月12日
- LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲 (日本経済新聞出版)
- シェリル・サンドバーグ
- 日経BP / 2013年6月25日発売
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女性だけでなく、男性にも本当におススメの一冊。
一緒に働いた際に男性と女性で機会を得ようとする姿勢は、その人本人の気質の問題で、性別の差ではないと思っていた。
でも、その人本人の気質に無意識に女性であるからこその影響があったのだとこの本を読み、気づくことができた。
(自分の性格自体も無意識的に性による何か影響があるのかとも思い始めた。)
その具体例として、
幻の赤ちゃん(女性は、子どもも夫も、恋人さえもいない状況でも、仕事と家庭の両立を考えながら、就職活動をする傾向にある。)や、講演などの際に男性は当たるまで手を上げ続けるのに、女性は早々に手を下げてしまうなど。
大事なのは、対話。
そして、本音を言えるコミュニケーションが普段からあるかどうか。
性による違いはあるけども、同じ人として接したい。
一方で、その人の決断は性によるものがあるのだというのも、配慮していきたい。
あとは、心に残ったフレーズとして、キャリアのステップを、はしごではなく、ジャングルジムって表現してたのが頭に残りました。
確かに。
2020年9月23日
- 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
- 岸田奈美
- 小学館 / 2020年9月23日発売
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人間って、やっぱいいな。
他の本では中々得られない読了感を手に入れることができた。
うん、本当に得られない。
喜怒哀楽の感情を全部ギュッと詰め込んだ一冊。
それが読んでて伝わるし、その言葉ひとつひとつがリアルで生きた言葉。
だから、その喜怒哀楽がギュッと伝わって、人間らしい感情を思い出させてくれる。
人間って、やっぱいいな。
2020年9月24日
- 読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術
- 田中泰延
- ダイヤモンド社 / 2019年6月13日発売
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あとで感想を書く、
2020年4月9日
- 事業計画書は1枚にまとめなさい―――公庫の元融資課長が教える開業資金らくらく攻略法
- 上野光夫
- ダイヤモンド社 / 2016年4月22日発売
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常に事業を考える際にはこの項目毎を考えて検討していきたい。すなわち、
1.創業の動機
2.経営者の略歴など
過去の事業経験や取得資格
3.取扱商品・サービス
セールスポイントなど
4.取引先・取引関係など
販売先、仕入先、外注先、シェア、回収支払いの条件、人件費など
5.従業員
6.お借り入れの状況など
7.必要な資金と調達方法
8.事業の見通し(月平均)
創業当初、軌道に乗ったあと
2019年8月16日
- 交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則
- ライアン・ゴールドスティン
- ダイヤモンド社 / 2018年11月22日発売
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読了。今まで実践してきたことが改めて体系的に棚卸できて、非常に良かったと共に、やはり実戦で培ってきたことは正しかったと自信がついた。
2020年4月9日
- IPランドスケープ経営戦略
- 渋谷 高弘
- 日本経済新聞出版 / 2019年3月26日発売
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本書は知的財産(知財)を活かした経営に関し、その重要性を説いてくれる一冊。
IPランドスケープとは。
<知財を駆使したビジネス分析>
広義の意味では、知財を活かした経営そのものであり、自社の知財の状況を理解し、自社の強み・弱みを踏まえて新たな戦略、ビジネスモデルへ取り組み、会社の未来を拓くこと。
<知財経営を可能にする分析手法>
狭義の意味では、特許などの知財データ、その他のデータを駆使して自社の状況を分析し、経営者に分かりやすく説明する。新たなビジネスモデルを提言すること。
アップルやインテルなどの欧米の知財を経営に活かしている事例を紹介。それらの徹底したオープン&クローズ戦略を解説するとともに、高度経済成長以降の日本の’数ありきの”戦略なき特許活用、知財部門の地位の低さなどから電機メーカーの失墜が始まったと紹介。
会社の知財担当として大変勉強になるし、ありがたいことに、法務室責任者で知財を管理しつつ、営業の事業戦略も描ける立場なので、積極的にこの考え方は活用していきたい。
2019年8月30日
- 垂直農場―明日の都市・環境・食料
- ディクソン・デポミエ
- NTT出版 / 2011年9月9日発売
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コロンビア大学教授として微生物学および環境衛生学の公衆衛生分野の鞭を取ってきた著書の一冊。
都市の高層ビル内に建てられる農場のコンセプトを
農業の歴史から含めて紹介。
垂直農場とは季節に影響される、作物が年間を通して、干ばつや洪水などの気候に関連した不作がないなど栽培面でのメリットが多くある一方で、農業排水量や化石燃料の使用を抑えられるなど環境面でのメリットも大きいと説く。
農業分野で働いている身としては、そのコンセプト自体は今後2050年までに人口91億人の時代がきて、
圧倒的に農地が足りなくなるので、コンセプト自体は非常に好きだし、もともとそういうものは出てくる必要があると思っていた。
そういった意味では夢があったけれども、技術的にどこまで可能な状態なのか、実際にある場所ではこういった事例が行われているなど、現実に即した記述が少なかった。
なので、あくまで学者が思い描く理想像止まりの記述に本書が止まっていたのが、残念だった。
問題は、それを如何に現実的に実現していくか。
2019年8月25日
- 世界は感情で動く : 行動経済学からみる脳のトラップ
- マッテオ・モッテルリーニ
- 紀伊國屋書店 / 2009年1月30日発売
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非常に面白い。
ヒューリスティックスから歴史の大人物もどのような判断をしてしまったか、事例や試験も含めて展開。
ヒューリスティックスとは、人が意思決定をしたり、判断を下したりするときに、厳密な論理で一歩一歩答えに迫るアルゴリズムとは別に、直感で素早く結論をだす方法。
直感で素早く結論を出すのは、得てして良い結果をもたらすとは思えない。一方で考えすぎてもだめ。
直感で思った段階でその直感は何に基づいてなされたのか、
一度立ち止まった上で正誤を判断するべき、というのを本を読んで全体的に感じた。
行動経済学って楽しいと思わせてくれた一冊。
2019年8月16日
- 読む寿司 オイシイ話108ネタ
- 河原一久
- 文藝春秋 / 2019年4月19日発売
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お世話になった方が書いた一冊。
寿司に対する見方が変わり、単なる食べ物ではなく、
歴史を感じさせるモノだと痛感。
食べ物に対する歴史についてより考えるようになった。
読み終わって、寿司が食べたくなったので、すぐに食べに行った。
2019年7月7日
- 世界からバナナがなくなるまえに: 食糧危機に立ち向かう科学者たち
- ロブ・ダン
- 青土社 / 2017年7月25日発売
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大量生産向けに品種改良されてきた野菜作物。
その一方で多様性が徐々になくなってきた、
今の農業に対する警鐘をならす一冊。
僕たちが普段口にしている作物がどのように栽培されてきたのか、その起源に遡る。
農業関係に携わるものとして読みたい一冊。久しぶりに読み応えのある本を読んだ気がした。
2019年7月7日
- 野にも山にも炭を撒く 炭の力で緑の地球に
- 宮下正次
- 五月書房 / 2012年12月6日発売
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太さ30cmの1本の樹に粉炭10キロ
10a=300kg + 木酢液200~300倍
枝下深さ10cm, 幅10cm(リング状)
2018年11月17日
- ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
- 高野誠鮮
- 講談社 / 2012年4月6日発売
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勇気をもらった。
この人の1つ1つの行動が、可能性の連続。
可能性の無視は最大の愚策。
凄い!で終わらずに、
自分も愚直に行動していく。
2017年5月26日
自分の中での行動力が落ちてきたと実感している時に、
ちょうど良い本に巡り合った。
こういう思いついたことを実直に、疑わずに、
実行する人って本当に少ない。
行動こそが正しいのだと、改めて実感させてくれたし、
自分の行動ももっと最大化できるのだと教えてくれた。
現在、石川県に住んでいるので、一度お会いしたい。
★KEY POINT
・仕事は、”熱量”で決まる。
・誰かへの協力は”質問”で尋ねる;Yes を引き出すのは、質問。
・相手へのメリットは、自分が面白い人間だと思わせることにもなりうる。(楽しい経験をさせてくれる人間だと思わせる。)
・人を動かすのは、知→情→意。知りたいと思わせるのは、面白いかどうか。
・何事も人体主義(人の体を基準)で考える。
2017年5月14日
- ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]
- Robin Williams
- マイナビ出版 / 2016年6月30日発売
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アマチュアでもデザインについて、少し考えさせる一冊。
常に意識しながら今後は資料を作成していきたい。
1.近接の原則
2.整列の原則
3.反復の原則
4.コントラスト:違いは大きく見せる!
2019年8月16日
- 社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場
- 藤沢烈
- 講談社 / 2015年3月11日発売
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一般社団法人RCF代表の一冊。
啓発本というよりも、事例集的な一冊。
勉強になりました。
2017年5月13日
- お客を集めるプロが教える「徹底集客術」 (DO BOOKS)
- 加藤学
- 同文舘出版 / 2016年8月25日発売
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良本。自分の中でずっと持っていたい一冊となった。
イベントを複数回行ってはいるが、
いつも感覚に従って行ってきた。
だから、アウトプット(成果)にばらつきが存在した。
何事も体系化することが大事。
感覚的に発案して、論理的に練り上げて、
感覚と論理を組み合わせて、実行に移す。
何事もバランス。
そんな気付きを与えてくれた一冊。
☆キーポイント
・集客は個性磨き。外的要因ではなく、コントロールできる内的要因にフォーカスする。
・抱き合わせの提案=アップセル。
・強みは既存顧客からのヒアリング/アンケート。
・ヒットするネーミングの要素は、機能・哲学・意外性・記憶性
・販促戦略を生み出すのは、3つの分析(お客様・売り方・商品/サービス)
・USP(ユニーク・セリング・プロポジション)
2017年5月13日
- 繁盛店が必ずやっている チラシ 最強のルール
- 渋谷雄大
- ナツメ社 / 2015年12月18日発売
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2017年3月14日
寄付・ボランティアの統計情報がまとまっている資料はなかなかない。寄付の施策やファンドレイジングの戦略を考える上で大変参考になる資料。
寄付白書2013に比べると、大判サイズになっているが、
図が多いので、非常に見やすい。
自分の中で税制に対する理解が低いので、
特に重点的に強化していきたい。
2017年1月3日
- ビジネスに絶対欠かせない! 正しい「値決め」の教科書
- 中村穂
- すばる舎 / 2016年9月13日発売
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- センスは知識からはじまる
- 水野学
- 朝日新聞出版 / 2014年4月18日発売
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2016年12月25日
- アイデアのつくり方
- ジェームスW.ヤング
- CCCメディアハウス / 1988年4月8日発売
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2016年12月25日