小林多喜二 蟹工船

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本棚登録 : 55
レビュー : 14
stanesbyさん  未設定  読み終わった 

教科書では名前とともに非常に有名な作家だが、実際には、恥ずかしながら初めて読む。

以前 National Geographic で蟹取漁(船)のドキュメンタリーを見たことがあり、その荒波下での漁の苛酷さを知っていたためか、非常に頭の中で映像化し易い文章であった。

浅川の残虐さ、非人道的扱いについて憤慨するも、それ以上に、船夫にしろ、漁夫にしろ、弾圧を受けているものが何故抵抗しないのだろうか?多勢に無勢は皆も分かっているのだから、それを武器に戦わないのだろうか?と思ってしまう。

不慣れなスト・交渉のため、幹部が連れて行かれてしまったが、その後再度のストは成功。虎の威を借りていた狐は、資本家から解雇という説明文で終わる。落ち着くところに落ち着いたので、何となく安心はするが、作品としては、その後どうなったかについては読者の想像にまかせておいても良かったようにも思う。

レビュー投稿日
2015年12月27日
読了日
2015年12月27日
本棚登録日
2015年12月27日
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