パブ・大英帝国の社交場 (講談社現代新書 1118)

  • 講談社 (1992年10月20日発売)
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卒論の参考資料として読んだ本。

新書の利点である、良い意味での内容の軽さと適度な教養の取得を実感できるような本だと思った。

古くから人々の社交の場であったイギリスのパブ(パブリック・ハウス)とはいかなるものかを語りながら、その歴史的背景と現在に至るまでの変容を解説する。
この頃のパブはただの酒を飲むための場所じゃなくて、政治、文化、経済に深く関わる場所だったんだと納得。

ところどころに筆者の体験が出てきたりして、内容自体も比較的とっつきやすいから、歴史のことあまり知らなくても、ある種のカルチャーブックとして読んでも面白いのではないだろうか。

イギリスには行ったことがないけれど、読みながらパブでビールが飲みたくなった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2011年1月10日
読了日 : 2010年5月11日
本棚登録日 : 2011年1月10日

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