タイトルに偽りがあり、正確に書くなら、「戦前戦後にかけ、作文について考えてきたこと」だ。
まず、「論文」ではなく、作文一般について述べられているし、「書き方」から想起されるようなHow To本でもない。
「が」という言葉が曖昧に使われていることに警鐘を鳴らしている点については、なるほどな、と思ったが、それ以外は古い時代のどうにもならない問題に対する意識に過ぎず、今となっては無用の長物であると思った。
タイトルがキャッチーなので、今も売れているのだと思うが、絶版でも問題ない本。
読むだけ時間の無駄
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- 感想投稿日 : 2021年8月9日
- 読了日 : 2021年8月9日
- 本棚登録日 : 2021年8月9日
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