18世紀の天文学者が地球と太陽の距離を導きだすために、世界各地の観測地点へ行き、金星の日面経過を観察する。1761年と1769年の2回の世界的な科学プロジェクトの内容が書かれている。
科学を発展させるために各国の天文学者が協力しあい、観測地への危険な冒険を敢行する姿に感服した。1761年の観測時は戦争状態にあった国同士であっても、互いに協力の体制を築いていた。天文学者の知識探求のための情熱と科学発展の重要性を各国のトップ認識できたことが世界プロジェクトに発展していったのだと感じる。
天文学者の冒険記が存在するならば、ぜひ読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2013年2月17日
- 読了日 : 2013年2月17日
- 本棚登録日 : 2013年2月17日
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