うぅぅ〜(>_<)
「いやぁ〜本が好きで良かった!」というこの感動を
真っ先に誰に伝えればいいのか(笑)
素晴らしいレビューで
自分に新しい扉を開いてくれた
kwosaさん、neon_booksさんに
まずは感謝!
またお気に入りの作家が増えてしまったなぁ〜(>_<)
転勤族の親の都合で
転校を繰り返す
13歳、中学二年生の主人公、黒田慎平。
新しいクラスで
シンペーの心を奪ったのは
大人な美少女の新藤ひかり。
しかし彼女は
なぜか周りから蔑んだアダナの「キヨコ」と呼ばれ、
クラスでは完全に無視される存在。
新しい転校生と共に
シンペーは
彼女の謎に迫っていく…
一人の少女を救うため
二人の少年が挑んだ
切なく胸を締め付ける
無謀な戦いを描いた
青春ミステリーの傑作!
いや、最初は
永遠の転校生であるがゆえに
人と深く繋がることを怖れ、
責任を持つことを避けて生きてきた主人公像に
違和感を覚えていたのですよ(笑)
単身世帯の子はタフである論や
年齢の割に達観しまくったところなど
全くと言っていいほど共感できなかったし。
(勿論作者はワザとそう描いているんやろうけど笑)
しかし、それでもなお
ページを捲る手が止まらない
引き込み力の凄さは
やはり白河さんの実力なんやろなぁ(笑)
そしてなんと言っても
謎の美少女キヨコの
ミステリアスな魅力に尽きます。
誰にも諂わず、
胸を張り凛として歩く
キヨコの不屈さに
心動かされない人はいないだろうし、
キヨコが初めてのダンスゲームを完璧にこなしたり、
シンペーがキヨコお手製の
暗黒おにぎりの美味さに驚くシーンには
満面の笑みにさせられたし、
文化祭での
己の存在意義を賭けての
「バーバー・キヨコ」の奇跡は
痛快かつエモーショナルに
読む者の胸を打って、
涙なしでは読めないハズ(T_T)
少女の壮絶な過去と
少年がたどり着く
驚愕の真実。
身近な人の秘密は
とてつもなく甘く
後悔するほどにほろ苦い。
二人の少年ドン・キホーテたちは
何を失い何を得たのか。
切なさと希望を内包した
一気読み必至の
広く親しまれるべき傑作です。
繰り返すけど、傑作!(笑)
- 感想投稿日 : 2013年4月21日
- 読了日 : 2013年4月21日
- 本棚登録日 : 2013年4月21日
みんなの感想をみる