純喫茶ねこ (1) (バーズコミックス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2013年3月23日発売)
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感想 : 41
4

タイトルに惹かれて衝動買いしたものの、
初めての漫画家で
しかもオシャレな絵柄に
ちと失敗したかな〜っと思ったのも
つかの間、

猫をダシに使ったり
オシャレを売りにした
猫カフェではなく、

あくまでも
ただ猫のいる空間と

カフェではなく
「純喫茶」にこだわっている点に

「おっ、お主、
なかなか解ってるやんかぁ〜」と
なぜか上から目線で
感心&共感したのでした(笑)



大学に落ち、住む家も失い、
傷心を抱え
飼い猫のお嬢と
京都から函館にやってきた
錦織紺(にしこおり・こん)、18歳。


途方に暮れていた紺は
強引でチャラい青年に連れられ
成り行き上「純喫茶ねこ」で
働くことに…。



『純喫茶ねこ』の
クールなメガネマスター、
長男で26歳の
刀川兵真(たちかわ・ひょうま)。

紺を能力を見抜き
店に連れてきた
次男で22歳の
刀川絢鐘(たちかわ・あやかね)。

三男で中学二年の
猫アレルギー持ち、
刀川穂荷(たちかわ・ほっか)。

個性豊かな三兄弟たちに
店で飼われてる猫たちの
擬人化した姿が見られるのも
ひとつの見所かな。


というのも
実は紺には
ある秘密があるのです。

それは猫語が解り
猫が全部
人間の姿に見えるということ。


そして紺にしか見えない謎のネコマタ(笑)で、
紺目線では
かなりの美少女の
珠(たま)の出現により
物語は少しずつ動き始めます。
(大正時代を意識した
和装スタイルがまたツボ)



しかし猫って
不思議な動物ですよね。

もともと寝てばかりいる怠け者なのに
昔から人間には好かれてきたし。


猫は顔の半分近くが目で
実は脳みそより
目が大きいんですね。


頭を良くするより
可愛く見られることを
遺伝子が選んだというのが
興味深いし♪

人間で言えば
猫は顔のパーツのバランスが
ちょうど人間の
幼児の顔の比率と同じなので、

人は猫を見ると
知らず知らずに
愛くるしいと感じるんですね(o^-^o)


軽いタッチで読みやすいし
今風の柔らかで可愛い絵柄なので、
猫好きや喫茶店好きは勿論
美少女やイケメンマニアにも
オススメだし、

日だまりを見つけた猫のように
心やすらぐ作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年4月21日
読了日 : 2013年4月21日
本棚登録日 : 2013年4月21日

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