ロンドン・コーリング

アーティスト : ザ・クラッシュ 
  • Sony Music Direct (2005年11月22日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 9
5

1979年発表の
当時は2枚組で発売された3rdアルバム。
自分の中で
生涯ベスト3に入る
お気に入りアルバムです。

パンクというと
その独特なファッション性や、がなりたててシャウトするビートの効いた3分以内の音楽ってイメージがあると思うけど、そんなものはクソくらえとばかりに、見た目ではない
パンクの精神性をカタチにしたのがこの作品です(^_^)


自分もそうやったけど
クラッシュって
パンクの大御所やし
激しいんやろうなぁ〜って
イメージで聴くと
ホンマびっくりします(笑)
(現に当時このアルバムはパンクスや評論家から不評で、クラッシュはもうパンクじゃないと言われたけど、今ではロックアルバムの名盤ランキングでは、必ずベスト10に入るほど再評価されています)


ロックの父エルヴィスを彷彿とさせる
ロックンロールから

ソウル、ジャズ、
レゲエ、スカ、ラヴァーズ・ロック、
など
あくなき音楽への探求心と、

自分たちが影響を受けてきた
ルーツミュージックへの敬意あふれる
あらゆる音楽の要素をミックスした、
クラッシュによる
ロックカタログって感じかな。
(ホンマにPOPでキャッチーでロックして
少し切ない
バラエティあふれる曲がギッシリ!)


セックス・ピストルズが墜ちた後
『PUNK』という音楽も終わったという
諦めの空気の中で、
あくまでも自分たちは
前進するんだという
強い意志に貫かれた
不退転の決意表明とも言えます。


このへんの
ナニクソという気概と生きざまは
ホンマにカッコいいし、
ストーンズが
ブライアンというリーダーを失い、
悪魔のバンドと罵られる中
血を流しながら
ビートルズを乗り越えて前進していったのと
どうにもこうにも
カブってきて
目頭が熱くなります(T_T)

時代性も勿論あるけど
今のパンクと呼ばれるバンドとは
志が違いますね〜


とにかく
ロックが好きなら
必聴の一枚!

歌詞も
ジャケットも素晴らしい!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽(洋楽)
感想投稿日 : 2010年1月12日
読了日 : 2011年月
本棚登録日 : 2010年1月12日

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