WAIT,CATCH&RUN

アーティスト : サンタラ 
制作 : 田村キョウコ  砂田和俊  森俊之 
  • エピックレコードジャパン
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本棚登録 : 38
感想 : 9
5

アメリカのルーツミュージックをベースに、シンプルでアコースティックなフォークブルースを奏でる
田村キョウコと砂田和俊による男女2人組ユニットの2006年発表の2nd。

前作よりロック色を増したキャッチーなサウンドは、
初めての人でもかなり聴きやすくなっていると思います。

独特な世界観を持った歌詞が
とにかく素晴らしい出来!

そして何度聴いても飽きることのない繊細なメロディーと
耳について離れない田村キョウコのソウルフルな声。


こういう歌心と実力を兼ね備えたいいバンドが売れない、
認知されない今の日本の音楽シーンって
ホント悲しいし
終わってるって思う。

埋もれさせちゃいけないバンドや
ミュージシャンは
チャートの外側に
ホント沢山いるのになぁ〜。


スローテンポで優しい気分になれる
『チェルシー』、

アメリカの広大な砂漠をオープンカーで颯爽と走るイメージの
『Wait, Catch & Run』、

強烈なグルーヴとスリリングなブルース・ハープがカッコいいブルース・ロック
『Raw The Blues』、

中毒性のあるサビとマッタリとしたグルーヴが心地いい
『家出少年』、

夢見るように美しく切ない言葉と
エモーショナルなメロディーに涙する名曲
『好き』、

思わず口ずさんでしまう『太陽』、


など、
じっくり一人で聴き込むもよし、
日曜日の昼下がりにマッタリ聴くもよし、
眠れない夜にチビチビ呑みながらもよし、
そして春の太陽の下のドライブにも最適な一枚です。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽(邦楽)
感想投稿日 : 2010年3月16日
本棚登録日 : 2010年3月16日

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