アメリカのルーツミュージックをベースに、シンプルでアコースティックなフォークブルースを奏でる
田村キョウコと砂田和俊による男女2人組ユニットの2006年発表の2nd。
前作よりロック色を増したキャッチーなサウンドは、
初めての人でもかなり聴きやすくなっていると思います。
独特な世界観を持った歌詞が
とにかく素晴らしい出来!
そして何度聴いても飽きることのない繊細なメロディーと
耳について離れない田村キョウコのソウルフルな声。
こういう歌心と実力を兼ね備えたいいバンドが売れない、
認知されない今の日本の音楽シーンって
ホント悲しいし
終わってるって思う。
埋もれさせちゃいけないバンドや
ミュージシャンは
チャートの外側に
ホント沢山いるのになぁ〜。
スローテンポで優しい気分になれる
『チェルシー』、
アメリカの広大な砂漠をオープンカーで颯爽と走るイメージの
『Wait, Catch & Run』、
強烈なグルーヴとスリリングなブルース・ハープがカッコいいブルース・ロック
『Raw The Blues』、
中毒性のあるサビとマッタリとしたグルーヴが心地いい
『家出少年』、
夢見るように美しく切ない言葉と
エモーショナルなメロディーに涙する名曲
『好き』、
思わず口ずさんでしまう『太陽』、
など、
じっくり一人で聴き込むもよし、
日曜日の昼下がりにマッタリ聴くもよし、
眠れない夜にチビチビ呑みながらもよし、
そして春の太陽の下のドライブにも最適な一枚です。
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カテゴリ:
音楽(邦楽)
- 感想投稿日 : 2010年3月16日
- 本棚登録日 : 2010年3月16日
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