ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

4.11
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本棚登録 : 469
レビュー : 66
監督 : ピーター・ボグダノヴィッチ 
出演 : ライアン・オニール  テイタム・オニール  マデリン・カーン 
制作 : ジョー・デヴィッド・ブラウン 
円軌道の外さん 映画   観終わった 

1973年公開のアメリカ映画。


時は1930年代の禁酒法時代。

母親が自動車事故で亡くなり
生前母といい仲であった詐欺師のモーゼと、
ひょんなことから旅をすることになる
まだ9歳の少女アディ。

生きるために
未亡人を訪ねては
ご主人様から依頼のあった聖書ですと
未亡人の名前の入った聖書を売って小金を稼いだり、
酒の密造をして警察に捕まったり、

本物の父娘のフリをしながら
旅を続けていく
モノクロのロードムービーです。


自分が小学生だった頃に日本でも人気を誇った女優が
「がんばれベアーズ」でお馴染みの
テイタム・オニールで、
そんな彼女の名を一躍知らしめたのがこの作品。

我が心の映画ランキングでも
いまだにベスト10入りは確実の
忘れがたい名作です。


血のつながりがあるのか分からない
シッカリ者の娘と、
調子はいいがどこか間抜けな男が
旅をしていく中で
離れがたくなり
徐々に深めていく絆を、

ベタベタせず
あくまでも
ドライに描いているところが
余計に切なくて心に残るのかな。


大人の男よりも
断然頭がまわり、
詐欺師の才能のある
おませな少女を演じる
テイタムが本当に可愛くて、

鏡の前でポーズをとり
ベッドでタバコを吹かす
↑あかんあかん

こまっしゃくれた役も、
おそらくほとんど
素なんじゃないかと思うほど(笑)実に自然で
役と同化しています。


少女と女の間を
行ったりきたりするような
微妙な心のひだを
可愛らしく完璧に演じているのが印象的。
(歴代子役の中で最も演技達者は彼女だと思う)


そして詐欺師を演じるは
なんと実の父親である
ライアン・オニール!


なおこの作品で
テイタムは史上最年少の
若干9才で
アカデミー助演女優賞を受賞。


『張りぼてだらけのこの世の中で
心だけは本物』
と歌う
タイトル曲の歌詞こそが

偽物親子の心の絆を見事に言い表していて
なんとも胸に染みる。


巧みなカメラワークと
隅々まで作り込まれた美術セットも
これぞ映画という感じで楽しめるし、

別れの時が迫る中、アディの出した決断と
希望を感じさせる
ラストシーンの素晴らしさよ(T_T)


家族のない自分に、
血を拠り所にせずとも
絆って築き得ることを教えてくれた
大切な作品です♪


あったかい気持ちになれること、
保障します(^_^)v

レビュー投稿日
2012年6月26日
読了日
2012年6月26日
本棚登録日
2012年6月26日
8
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『ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]』のレビューへのコメント

円軌道の外さん (2012年7月7日)


コレ観てくれてんなぁ〜

ありがとう(*^o^*)


あははは(笑)
借りパクしたのを
堂々と人に薦められるなんて
菊池亜希子ちゃんって
なかなかいい根性してるやんなぁ(笑)
(けどそんぐらい図太くないと芸能界では生きていかれへんわなぁ)


うん、この作品は
高校時代に
親友に薦められて
ちゃんと観たんやけど、
ホンマ素直に
感動してんなぁ〜(>_<)

作る側の愛が伝わる
映画らしい映画やって思えたし、

それ以来みんなに
薦めまくってきた映画やからなぁ(笑)

レビューの力の入れようも違うやろ(笑)


ハイカラさんの
レビューも楽しみにしてるからなぁ〜(^_^)v


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