いやぁ〜面白かった!!!(^O^)
劇場に入ると
いかにも佐藤健目当ての
若者ばかりで、
席についても
脳天気にざわざわしてたんやけど、
冒頭のアクション一発で
観客のすべてが引き込まれ
場内は静まり返りました。
緊張感を保ち
お腹いっぱいになるほど濃密な
あっと言う間の134分。
斬新なカット割りと
極力CGを排した
迫力満点の殺陣シーン、
飛んで回って跳んで
円を描いての
驚愕のワイヤーアクション、
スピード感漲る
縦横無尽に走り回るカメラで、
魅せること
魅せること(≧∇≦)
アイドル映画かなって
一瞬でも思った自分が嫌になるくらい、
重厚でしっかりとした
ストーリーと演出、
とにかく
製作スタッフや役者陣の
「本気」が見える
近年稀に見る
熱量の高い作品でした。
「ござるよ」が妙に可愛かった
緋村剣心役の佐藤健。
しかしここまでアクションをこなす役者だとは思わなかったので
正直度肝を抜かれたし、
佐藤健がいなければ
この映画は成り立たなかったっと思います。
斬新な映像表現に十二分に応えた、
コスプレで終わらない
キャストのなりきり様にも拍手!
斬れない刀、
逆刃刀(さかばとう)に込められた
不殺(ころさず)の誓い。
伝説の暗殺者でありながらも心改め、
人を斬ることなく
大切な人を守り抜けるのかというテーマが
胸を打ちます。
強さとは弱さを知ること。
人の痛みを理解できること。
自分の信念を持ち、
人に優しくできる心。
(人を許すことができる心)
苦悩してもなお
不殺(ころさず)の誓いを守り抜こうとする剣心の姿に、
本当の強さを見た気がしました。
人気漫画だけに
原作と比べて
細かいツッコミを入れれば
キリがないけど(笑)、
原作漫画を実写化した作品の中では
明らかにピカイチの完成度だと思うし、
ストーリーやスケールは違えども
クリストファー・ノーラン監督の
「ダークナイト」と同じスピリットを持った、
ライトな気分で見に行くと
強く後悔するほどの、
武骨な
エンターテインメントだと思います(^_^)v
世界に発信しても
いい評価を得られそうな作品だし、
大友啓史監督、
是非とも続編期待してます!
- 感想投稿日 : 2012年11月29日
- 読了日 : 2012年11月29日
- 本棚登録日 : 2012年11月29日
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