とんび DVD-BOX

出演 : 内野聖陽  佐藤健  常盤貴子  吹石一恵  加藤貴子  野村宏伸  音尾琢真  ベンガル  麻生祐未  柄本明 
  • SDP
4.59
  • (18)
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本棚登録 : 65
感想 : 9
5

自分はパンチドランカーで
最近は物忘れもヒドいけど(汗)、
自分が5歳の時に亡くなった親父の記憶だけは
不思議とまだ
覚えてるんですよね。


また自分の親父も
市川安男(ヤス)そっくりで
トラックの運ちゃんやったし、

ザ・昭和というか(笑)
ちゃぶ台ひっくり返すような
星一徹な
頑固親父やったから、

もうこのドラマはツボ過ぎて
毎回涙ボロボロでした(汗)(^_^;)



頭はからっきし弱いけど、
義理人情に熱く
一本筋は通す昭和な男気質で、


優しくされても
素直に気持ちを表現できずに
憎まれ口を叩いてしまう
面倒くさいところや(笑)、


不器用ながらも
子供のために
自分に何ができるかを常に考えて
西へ東へ奔走するところなど

どうにも憎めない
昭和の親父像を完璧に演じた
内野聖陽さんがまた
スゴいんスよ。


ドラマ「仁」での
龍馬役でも思ったけど、
この人の「なりきり力」は
ケタ違いですよね(笑)


もう今後当分は
内野さん見る度に
ヤスにしか見えへんねやろなぁ〜(笑)(^_^;)



佐藤健扮する
ヤスの息子の旭は、
常に親父を意識していて
許してもらうんじゃなくて
結果出して認めさせたいって気持ちで
いつも生きてる。


コレ見ると
親子ってこんな感じなんかな〜って
自分ができなかった
親父との
嬉し恥ずかしな日々を
いろいろと想像しちゃいます(笑)



ヤスの行き着けの小料理屋「夕なぎ」を筆頭に、
川沿いの店がまた
昭和な佇まいでいい味わいだし、
(静岡県賀茂郡の雲見温泉がロケ地のよう)


ヤスの幼なじみでお寺の息子の
照雲を演じる野村宏伸や、
その親父の海雲役の柄本明、
「夕なぎ」の女将、たえ子には麻生祐未など
脇役がまた素晴らしい演技!
(「教師びんびん物語」の野村宏伸と麻生祐未の久々の共演も嬉しい笑)



久々に昭和の時代の
ホームドラマを思い出させてくれる
ホンマにいい作品だと思います。



それにしてもデスクの上に
両親の写真を飾ってる息子って
今時おるんやろか(笑)
(家族至上主義のアメリカ人ならありそうやけど)


けど、そんな息子がいたら
泣けるよなぁ〜(>_<)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: テレビドラマ
感想投稿日 : 2013年4月21日
読了日 : 2013年4月21日
本棚登録日 : 2013年4月21日

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コメント 4件

まろんさんのコメント
2013/04/25

円軌道の外さん、こんにちは!

いいドラマでしたね~。
毎週、見終わったあとには、1週間で心に溜まったあれこれが
きれいに洗い流されたような気持ちになりました。
内野聖陽さん、以前は都会的でノーブルな雰囲気の役が多くて
龍馬やヤスみたいな役はどうかな?って自分でも思われていたようですが
今はもう、内野さんというとヤスしか思い浮かばないくらいの熱演でしたね。
脇を固める役者さんたちも味のある演技で素敵でした。

視聴率ではこてんぱんにされた、裏番組の『dinner』も大好きだったので
どうして同じ時間にぶつけるのよー! どっちもいいドラマなのに!
と、ひとりで憤っていた私でした(笑)

円軌道の外さんのコメント
2013/05/01


まろんさん、遅くなりました!
いつもコメントありがとうございます(^O^)

たしか内野さんを初めて意識したのは
実写版「エースをねらえ!」の
鬼コーチ・
宗方仁役でした(笑)


それから時が経ち
「仁」での龍馬役で
またまた衝撃を受けたんですよね♪

今回の「とんび」が質の高いドラマになりえたのも
内野さんの役と同化した
魂の演技があったればこそだと思います。

まろんさんオススメの『dinner』は
朝ドラ時代から好きだった倉科カナ目当てで
ちゃんとチェックしてたんやけど、
初回録画するのを忘れてしまい
結局一回も見ずに終わっちゃいました(>_<)
↑いつものあんぽんたん


しかし久々にいいドラマが揃った
珍しいクールでしたよね(笑)

地味やけど深夜ドラマ初の時代劇
「信長のシェフ」も
よくできてたと思うし。

今回レビューにも書いたNHKドラマ
「書店員ミチルの身の上話」も
毎回惹きつけられたし、

まほろや最高の離婚や
はらちゃんに終電バイバイも
すべて甲乙付け難いほど
良質な作品でしたよね(^_^)v


書肆ちょこれいとさんのコメント
2014/01/09

円軌道の外さん。初めまして。
桔梗咲と申しやす。

先日は縁起の良い日に、コメントありがとうございました。
嬉しかったです。

円軌道の外さんのプロフィールかっこいいですね。
レビュー数やカテゴリ数などから
とても管理が行き届いているサイトだなと思いました。

私のツレうつの感想に共感いただけたようで
嬉しく思います。
ただ一本の線を引くという行為に
定規を使ったり、「がんばる」とか言ったり、
そんな日本人を外国人は不思議に思うのだとか。

「とんび」のテレビドラマは私も観ていました。
母と一緒に観て、毎回号泣でした。
良いですよね。
6話が一番すきで、録画したものを今でも消しておらずたまに観ます。
言葉にしてしまうと、軽くなってしまうのが惜しいけれど、心が洗われる感じがします。

「仁」もだいすきでした。
内野さんかっこいいですよね。

長々と失礼しました。
私もフォローさせていただいたので、
良かったらよろしくお願いします。

円軌道の外さんのコメント
2014/01/12


桔梗咲さん、あったかいコメントとフォロー
ホンマありがとうございます!(^o^)

こちらこそ、こんなに丁寧で
心のこもったコメントいただけるとは
まさか思ってもみなかったのたで、
感激してます!


ネットという目には見えない関係なので、
少しでも興味を持ってもらえるよう
プロフィールには力入ってます(笑)


ホンマその通りですよね。
自分もボクシングの試合で海外に行くことも多いので、
日本人のおかしなところや
逆に素晴らしいところも
もろもろ見えてくるんですよね。


「とんび」はひさびさに
毎回泣かされたテレビドラマでした(笑)(^^;)

自分は幼い頃に親父を亡くしているので、
父親ってあんな感じなのかなぁ~って
羨ましく思ったし、
ヤスを死なさないでくれって
最終回近くには祈ってました。


6話と言えば、もしやカレーの話かな?
二日目のカレーは家族にしか食べられないってセリフは
家族のいない自分には胸に染みたし、
ヤスが東京へ行く車を追いかけていくシーンや
喧嘩した息子のためにカレーを作り
鏡の前で笑顔の練習をするシーンなど、
泣きどころが多かったですよね(T_T)


それにしても桔梗咲さんが言う
「言葉にしてしまうと、軽くなってしまうのが惜しいけれど」
って
スゴい素敵な表現やなぁ~って思いました。

こちらこそ、末永くよろしくお願いします!(^^)


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