終電バイバイ [DVD]

監督 : 波多野貴文  橋本光二郎  柴田大輔  清水健太 
出演 : 濱田岳  谷中敦 
  • アニプレックス
3.71
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本棚登録 : 21
感想 : 3
4

アナタなら終電を逃した時
どうしますか?

このドラマは終電を逃した結果、
出会った人たちと体験する、
深夜の大人の冒険を通じて主人公が成長していく姿を描いた
1話完結のドラマです。


毎回違う設定、違う駅、違う出演者の中、
東京スカパラの谷中敦扮する
謎の案内人に導かれ
終電を逃す主人公を毎回演じるのは
我らが濱田岳。


しかし今期のドラマは
当たりが多い。

これもまずその設定が秀逸。


お金持ちの立川駅では、
大人が遊ぶ
深夜のケイドロに
(大阪ではドロケイや探偵と呼んでました笑)
たまには本気で遊ぶのもええなぁって思わせてくれたし、


メイドとオタクと
外人観光客が行き交う
電気街秋葉原駅では、
怪しいバーで
ゲームにのめり込む大人たちのマニアックな世界に
オタク心が疼いたし(笑)
(テーブルトークRPG専門店)、


あしたのジョーでお馴染み
泪橋の丹下段平ジムのあった
日雇い労働者の町のある
南千住駅では、
フランス人女性とのほのかな恋にちょっぴり泣けたし、
(人の心は繋がると地球になるは
なるほどの名言!)


サーファーとロマンスカーと映画の街であり
なぜか竜宮城の形をした(笑)
片瀬江ノ島駅では、
夜の水族館の真っ青な巨大水槽の前で酒を交わし
綺麗なお姉さんと二人きりの時を過ごす
ロマンティックさに一人悶絶してました(笑)


他にも六本木や下北沢駅、日本橋駅など
それぞれの夜を
それぞれの場所で過ごしながら
少しだけ自分を好きになり
少しだけ大人になれるストーリーがよくできてるし、

東京で住んでみるのも
意外と楽しいんちゃうんって思わせてくれます(笑)


しかし岳くんは
上手いわ。

ただのサラリーマンから
オシャレでナイーヴな若者、
花嫁を好きになった気の弱い男、
潔癖症の技術屋、
人に釣られやすい気のいい男など
いろんな役を演じられるスペックの高さを改めて見せつけられたなぁ♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: テレビドラマ
感想投稿日 : 2013年4月15日
読了日 : 2013年4月15日
本棚登録日 : 2013年4月15日

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コメント 2件

MOTOさんのコメント
2013/04/16

こんにちわ。

冒頭の問いかけにドキッとさせられました。

方向音痴なので、良く迷子になる…。
大きな建物の中でも迷う。
駐車場では、どこに車を置いたか、速攻わからなくなってしまう。

…と、同様の不安と焦りを感じました。^^;
つまり、
行く道を見失って途方に暮れてる状況かな?

でもタイトルは、頼みの綱の正しい帰り道(終電)に向かって、あえて「バイバイ」なんですね。

思うんですけど、
決められた目的地や、移動手段を突然失い、窮地に陥った立ち位置こそ、実はスタートラインなんじゃないか?
円軌道の外さんの書評を読んで、
(これからは回り道を、方向音痴をおおいに楽しんでやろうっ♪)
…と、前向きな思いになれました!^^♪

一話完結ってのがイイですね!
毎回、終電を逃した末に、どんなドラマが待っているのか?なんて、すっごくワクワクします!


円軌道の外さんのコメント
2013/04/22


MOTOさん、こんにちは!

いやぁ〜
素敵なコメントと考察
ありがとうございます(^O^)


タイトルに込められた意味は
MOTOさんの
御指摘の通りだと自分も思います。

ホントなら
泣きたい気持ちのバイバイなんやけど、
あえてその状況を楽しんでみようよ、

そしたら
今まで見えなかった何かが
見えるかもしれないよ、

ってニュアンスなんかな(笑)



方向音痴
結構なことじゃないですか(笑)

真っ直ぐ目的地へ向かうだけの人生より
新しい扉を開くキッカケに
たくさん出会える
チャンスがあるわけやし♪

MOTOさんの言うように
どんな状況でも
楽しめる心を作ることが
小さな幸せに繋がって、
その積み重ねが
大きな幸せとなるんですよね。



いかにして普通の
生活に変化をつけるか。

いかにして退屈な
日々を
おもしろおかしくするか。

普通に生活する
『ここにあるもの』の中に、
キラキラした
何かを見つけていく。

これが自分の考える
人生のテーマです♪


例えば、
汗ダラダラかいて
夏こそ鍋でもつついたり…。
冬は冬で
おもいっきり厚着して、
シャリッシャリッの
かき氷を食べるっ!


これヤミツキです(笑)(^O^)


あと
仕事や買い物の帰り道は
いつもと違う道を通ってみるとか、

少し早く起きて
近所を散歩してみるとか♪

ぺットと散歩する人なら
たまにリードを引っ張らないで
動物の行きたい方に任せてみる。

オイオイ、
そっちは俺、入れないって…(汗)

なーんて言いながらも
いばらのトンネル抜けたら
普段は知らない世界が見えてきたり…

ちょっと新鮮ですよ♪


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