1973年のピンボール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月16日発売)
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5

1985年、大学の授業のテキストとして出会ったのが、
この『1973年のピンボール』の英訳版。

アンチョコのつもりで本家の日本語版文庫を買ったら、
面白くなってしまってそのまま村上春樹の”青春三部作”
に突入したことを思い出す。

煙草とビールと女と「この街を出たい」という思いから
成るこのカラカラに乾いた空気感が、ただただカッコよくて
こんな乾いた会話を自分はできるのか?などと青二才は
思ったものだった。

それにしてもこれほどまでに乾いていたのか、というのが
再読した率直な思い。こんな会話はしたくない、と思って
しまうところに自分の年輪を感じたのだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月18日
読了日 : 2010年10月25日
本棚登録日 : 2018年11月18日

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