リヴァイアサン (新潮文庫)

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本棚登録 : 959
レビュー : 90
制作 : Paul Auster  柴田 元幸 
strattonさん 本・雑誌   読み終わった 

マイブーム中の柴田元幸訳ポール・オースター。今回は文庫本400ページの長編。
製作中の爆弾の暴発により一人の男が死に、物語は彼と彼の周囲にいた女性達を回想する形で進む。訳者あとがきの中で、これまでのオースター作品は「基本的に誰々の物語であると規定できた」が本作は異なる、という指摘がされているが、これはワタシも同感。本作は爆死した男と「私」だけの話ではなく、様々な登場人物がいて、さらにその関係性において矢印の向きが複雑に絡み合う。少しつめ込み過ぎな感じもしないではないが、ストーリーテリングという観点では申し分なく、ぐいぐい引っ張られる。
ただ、物語を最後まで描ききらずに読者の想像に任せる部分が大きい、というワタシがオースターにハマったポイントが本作では少し薄れている。

レビュー投稿日
2018年11月18日
読了日
2014年2月7日
本棚登録日
2018年11月18日
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