十数人の社員で数百万人のクライアントを抱える
ソフトウエア企業「37 signals」のメンバーが
書いた一冊。
大企業への皮肉とも取れる内容も散見される
けれども、書かれてある内容は極めて正論。
働く者が持つべき姿勢や心意気を、意識的に
とんがった表現で記している。
起業しようという人にとって参考になるのは言う
までもないけれど、この本をそれにとどめておく
にはあまりにももったいない。既にできあがった
組織の中で働く人にもビンビン響いてくる。
こんな環境で働いていたら、モチベーションの持ち
方はのっけから『モチベーション3.0』(ダニエル・
ピンク著)なんだろう。もうそれ以外のモチベー
ションを持ちようがない。
ところで、この本の翻訳は秀逸。
37signalsさながらに、場所が離れた複数のスタッフ
がチームを組んで翻訳を進めたとのこと。本書に
記されたような姿勢や心意気を持って、この翻訳
プロジェクトにのぞんだことは想像に難くない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2010年7月22日
- 本棚登録日 : 2018年11月18日
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