外骨という人がいた! (ちくま文庫)

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レビュー : 14
著者 :
strattonさん 本・雑誌   読み終わった 

明治時代の反骨のジャーナリスト、宮武外骨(みやたけがいこつ)を赤瀬川原平が描いた抱腹絶倒の一冊。
反骨のジャーナリストと書いてはみたものの、そんなチープな表現では外骨を説明することなど到底不可能。実際、赤瀬川もどう表現すればよいか途方に暮れ、挫折しかかったらしい。『滑稽新聞』や雑誌『スコブル』で外骨が展開したのは権力に対する風刺や批判なのだが、その内容としつこさがハンパない。読者を食って世間を舐めきっている。でも、ここまで食われ舐められると、なんだか気持ちいい。笑いが止まらない。
それにしても、外骨の魅力を存分に引き出している赤瀬川の作風はお見事というほかない。文章はもちろんのこと、外骨の遺品の着物と眼鏡を身につけて外骨になりきってみたり、外骨と架空対談してみたり。この一冊は、外骨と赤瀬川の大成功のコラボレーションだ。

レビュー投稿日
2018年11月18日
読了日
2013年4月27日
本棚登録日
2018年11月18日
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