2009年12月30日、アフガニスタン東部のCIA前哨基地内で起きた自爆テロ事件。CIA局員7人を含む9人が死亡したこのCIA史上最悪の事件に、綿密な取材で様々なアングルから迫った一冊。衝撃的なプロローグに続いて、なぜこの大惨事が起きたのか ひとつひとつ遠因から詰めて核心に迫る展開に、読む手がなかなか止められない。ノリとしては落合信彦の著作に近いが、巻末に「情報源についての覚え書き」があるなど、リアリティーと迫力が格段に違う。
ちなみに、ピュリッツァー賞を受賞したことのあるこの著者は、ワタシがアメリカに在住していた時にごく近所に住んでいた人。初の著作というこの一冊の感想を本人に送ろうと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2013年1月19日
- 本棚登録日 : 2018年11月18日
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