『KAMINOGE vol.67』は、UWFを中心に盛りだくさんの内容で読み応え十分。前田日明と元週刊プロレス編集長ターザン山本の対談に始まって、船木誠勝と安生洋二の対談、そして玉袋筋太郎「変態座談会」のゲストは金原弘光。
前田が山本にツッコミを入れるのは想定していた通りなのだが、どこかユーモラスでどこか優しい。これが前田の懐の深さなのか、年齢を重ねた結果なのか、などと思う一方、やっぱりワタシは山本を認めないという以前からの思いをより一層強くした。週刊ファイト元編集長の故・井上義啓を範として、その上を行ったつもりなんだろうが、まるで届いちゃいない。これがワタシの山本評。舟橋慶一郎を意識しつつ、独自スタイルを確立した古舘伊知郎とはわけが違う。
それにしても、今でもこれだけネタになるUWF。プロレス団体数多くあれど、これほど語れる団体は他にないだろう。UWFの誕生から消滅まで、リアルタイムで観ることができたのは、プロレス者として幸せだったと言える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2017年11月11日
- 本棚登録日 : 2018年11月18日
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