快楽刑 (B‐PRINCE文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年5月7日発売)
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本棚登録 : 129
感想 : 9
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4P。鬼畜でえげつないのかと思わせといて、実はラブがたっぷり。罪を犯した償いに3人の男たちからお仕置きをされてしまう話ですが、痛くないので安心して浸りきることができました。

詐欺まがいのことをしでかして、裁判により『私刑』を言い渡された瑞季。被害者がどんな刑でも選ぶことができる「私刑権」が存在するファンタジー世界なので、瑞季は自分が金を騙し取った相手である三兄弟によって離島の屋敷に幽閉され罰を受けることになります。

快楽刑っていうコンセプトがすてきです。なんとなく想像がつく処刑法w
でも、やはり実際に読んでみないと面白さは分かりませんね。とても萌えました。
エロがバラエティに富んでいてさすがです。お約束の3兄弟でのいじり倒しから、緊縛、お道具、B地区攻めに異物挿入まであれこれお仕置きされて、身体を立派に開発されてしまう瑞季です。ナスがとても印象的でした。新鮮なナス。あの後どうしたのか気になります。

そんなエロざんまいですが、3人がかりでただ瑞季にエロいことしているわけではなく、それにはちゃんと意味があるところがいいです。筋立てがしっかりしてるから、さらに萌えます。
瑞季の不幸な今までを思うと、これ以上悲惨な目には遭わせたくないですね。そんな彼に糖分多めの快楽刑はぴったりだと思います。
そして話は勧善懲悪にもなっていて、かなりスッキリさせられる読後感。よかったです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 西野花
感想投稿日 : 2014年5月9日
読了日 : 2014年5月9日
本棚登録日 : 2014年5月9日

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