大正時代の旧制高校を舞台に、センセらしい笑いと胸キュンがいっぱい詰まった初恋ラブストーリーでした。
ハイカラさんの世界観が好きならドハマりかも。モーさまのトーマの心臓を思い起こすような、リーベ呼びに萌えるかも。
全寮制の話は定番ベタでも、やっぱり面白いです。ツン×天然なので誤解ばかりしてケンカップルっぽいのでそのやりとりも面白かったです。本編だけだと本当に素直じゃない草介に苛立ち、捷くんがちょっとかわいそうな気もしてしまうんですが、それでも実はすごく好きなんでしょ~とツッコみたくなる草介の気持ちは見事にダダ漏れで…!
そんな草介の心情が、描き下ろしの「燃ゆる頬」では彼視点で詳細に描かれていて、納得できる上にめちゃくちゃ笑ってしまいました。
ツン攻って大変…!
とにかく捷くんは恋愛に疎いから、そんな複雑怪奇な草介の想いを察してもらうことなんかできなくて、そこからの捷視点と草介視点ではものすごいくい違いが起きているのが可愛くて可愛くて、キュンキュンしてしまいました。
なんか、この二人はずっとこの先もこんな風に気持ちの誤解が生じながらも、イチャコラ仲良くやっていきそうで妄想膨らみました。微笑ましいです!
大正ロマンラブコメ、伊鞠くんでぜひスピンオフを。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小林典雅
- 感想投稿日 : 2018年4月27日
- 読了日 : 2018年4月27日
- 本棚登録日 : 2018年4月27日
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