あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))

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本棚登録 : 625
レビュー : 101
制作 : 上田 真而子  岩淵 慶造 
知的好奇心之介さん 小説   読み終わった 

私が中学生の頃に読んだ一冊です。誰でも読めますし、オススメです。読み終わった時の喪失感は、言葉で言い表すには難しいものがあります。私が「社会」なる怪物の様なものの存在を意識させられた原点とも言える作品です。
ドイツ人で、フリードリヒの友人である「ぼく」の視点で描かれるユダヤ人迫害の時代の物語です。ナチス政権下の時代に、ユダヤ人であるフリードリヒとその家族が崩壊してゆく様子が生々しく描き出されています。
何かがおかしい、どこか歯車が狂っている、そう気づいた頃にはもう遅いのかもしれません。多くの未知なる不幸が訪れる前に、それを防ぐにはどうすれば良いか、本書をきっかけとして考えさせられました。色々な感情がこみあげてくるので読むのは疲れますが、是非人生で一度は触れてほしいと思える、そんな名著です。

レビュー投稿日
2017年9月15日
読了日
-
本棚登録日
2017年9月15日
3
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