夏になったね。今年の夏は幻想怪奇系の積読を消化するよ。
一冊目は10年近く積んでたこれを読みました。
積んでた10年の間にわたしは子どもを産んで母になってしまったので、前半の「みずうみ」まではきつかった。積まずにすぐ読んでればぜんぜん感想違ったやろうけど、積んじゃったからね。
後半はどれも面白かったよ。「幻影の都市」なんか読むと、当時の都会はやっぱり境界ぽくてええなあと思う。「あじゃり」は「青頭巾」のリメイクなのかな。モチーフとかでなく室生犀星版青頭巾て感じ。視点が増えてて分かりやすいし、はかなくてかなしい部分が強調されててよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
男性作家
- 感想投稿日 : 2021年7月9日
- 読了日 : 2021年7月9日
- 本棚登録日 : 2012年9月17日
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