初谷崎。川崎で適当に選んだこの本の舞台が近くであったことに運命的なものを感じながら読んでいった。性愛とそれに翻弄される惨めさは通時的であるものの、ナオミを幼い時に引き取って、のちに服従する図式は大正という時代であるからこそ成立するようなロマンを帯びている気がした。
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- 感想投稿日 : 2017年8月10日
- 読了日 : 2017年8月7日
- 本棚登録日 : 2017年8月7日
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