
世界の不妊治療に関する本です。
とくに卵子提供に重点を置いて書かれています。
日本では,第三者の卵子提供に違和感を抱く人が多いのに対し,欧米では,それほどでもない国があるそうです。
「家」の意識の強い日本と,「個」の意識の強い欧米では,こんなところにも差があるのですね。
不妊治療について,日本の技術は世界トップレベルといってよさそうです。
が,妊娠率や出産率については,あまり高くありません。
この本を読むと,その理由について納得できると思います。
うわべだけを見て,本質を見失うことは多々ありますが,そうなってはいけないことを,この本を読んで強く思いました。
- レビュー投稿日
- 2015年8月25日
- 読了日
- 2015年8月25日
- 本棚登録日
- 2015年8月25日
『卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて』のレビューへのコメント
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