辞書を編む (光文社新書)

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本棚登録 : 775
レビュー : 80
著者 :
sugar41さん 図書館で借りた本   読み終わった 

三省堂国語辞典の編纂に関わる飯間氏が、その改訂の過程を、丁寧に著した本。
言葉に向き合う飯間氏の真摯さがひしひしと伝わってくる良著です。

いわゆる誤用も、「誤り」とばっさり切り捨てるのではなく、日本語の変化、派生の仕方の一つととらえるなど、「今の」日本語の姿を的確にとらえようとする姿勢がよくわかります。

辞書には、言葉の「かがみ」としての2つの役割があって、そのうちの一つは「鏡」、つまり、日本語を映し出すもの、もう一つは「鑑」、つまり、日本語の規範となるものですが、三省堂国語辞典は前者の「鏡」であることを、より強く意識している、とのこと。
言葉は日々変化することを考えると、そのことに強い共感を覚えました。

それにしても、現在の三省堂国語辞典の基盤を作り上げた見坊豪紀は凄い人ですね。
この本からも、そのことがよくわかりました。

レビュー投稿日
2014年6月20日
読了日
2014年6月20日
本棚登録日
2014年6月20日
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