ダイアログ・イン・ザ・ダーク (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社 (2012年10月16日発売)
3.18
  • (1)
  • (7)
  • (10)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 197
感想 : 8
4

誘拐され光を奪われた女性と誘拐犯の兄弟の話。
暗闇の中での会話はとても頼りなく不確かだったけれど、それでも彼らを繋いだのもまた同じく言葉だった。
暗闇の中では自分の気持ちも確かな輪郭を持たず不定形で、自分の中の気持ちが本物なのかそうでないのかもわからなくなってしまう。

夢だと気づかなければ、それは真実と同じ。
では夢から覚めてしまったら?

新月朗読館という企画の特性上、本を読むというよりも、映像を観るといった形態であったたが、その映像もうまく見入ってしまった。
視力を失った女性の視点で話が進むため、映像としては少し地味かもしれないが、釣巻さんのイラストの見せ方もよく、作品にマッチしていた。
栗山千明さんの朗読も初めは不安だったが、巧く演じ分けられていたと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年10月7日
読了日 : 2012年10月7日
本棚登録日 : 2012年10月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする