聲の形(1) (講談社コミックス)

4.02
  • (238)
  • (297)
  • (166)
  • (15)
  • (8)
本棚登録 : 2575
レビュー : 206
著者 :
スグル日和さん 漫画(青春系)   読み終わった 

退屈に押し潰されそうになっていたしょーや。ある日クラスに耳が聞こえない少女、西宮が転校してくる。しょーやは西宮に興味を持つが、からかいにひとすら謝る西宮の姿を見て、このまま続けたら西宮がどうなるのか興味が沸いてしまい、しょーや主導のいじめに発展する。
その後、補聴器を何個も壊したことで問題になり、しょーやは糾弾されるが、その際に川井や植野などを道ずれにしようとしたことをきっかけとして、しょーやも島田たちからいじめを受け始める。
小学校にとどまらず中学でもいじめられ、高校では無気力少年になってしまったしょーや。
自殺を決意し、母親にお金を返した後、死ぬ前に西宮に会いに行くが、西宮に逃げられてしまう。

この漫画はからかいからいじめに発展する描写がリアル。本当に現実味があふれている。
しょーやは完全なる悪人ではないから、自分のしたことの重大さに気付いていなかった。補聴器の損害額を知らされ、母親に迷惑がかかることを知ったときは自分から申し出ようとした。
それなのに竹内先生が「石田だろ!立てよオラァッ!」的に槍玉にあげる。この竹内先生も曲者で、耳無し芳一のギャグで吹き出すし、しょーやに「お前の気持ちも分かるよ」とか言うし、しょーやがいじめられてても「嘘をつくな。本当のことを言え」、「自己責任だ」などとのたまう。というか喜多先生に反対したの竹内が手話勉強するのめんどかったからでしょ絶対。。

あんなに仲良かった島田と広瀬がしょーやをいじめることはとても悲しい。まあ広瀬は他人に付き従ってるだけのようだ。島田が主導。
仲良かった頃も島田はなんか冷めてたしね。げんき君にしょーやがみぞおちを殴られて皆逃げたときも、島田だけ冷静だし。補聴器損害が発覚しても島田の表情はない。
何が彼をそこまでしょーやいじめに駆り立てるのだろうか。小学校卒業までだけではなく、中学の入学式でもしょーやを孤立させようとする徹底ふり。
しょーやが「おれも限定版買ったよ」と会話しようとすると「うわ 俺もうファンやめる」と返す島田。島田に何かしょーやがしたわけではないのにね。ひどすぎ。

漫画でしょーやと西宮中心だから、島田たちにはクローズアップしないのだろうけど、彼らの心の動きについても知りたいと思った。
それにしても導入がとても上手い漫画です。

レビュー投稿日
2014年12月28日
読了日
2014年12月28日
本棚登録日
2014年12月28日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『聲の形(1) (講談社コミックス)』のレビューをもっとみる

『聲の形(1) (講談社コミックス)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『聲の形(1) (講談社コミックス)』にスグル日和さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする