高校以来の再読。
面白くなかったからずっと読み返さなかったのではなく、めちゃくちゃ面白くて、絶対外れない本が読みたい時のために取っておいたら随分間が空いたのだった。
タイトル通り、これでもかというほど予告された殺人が何故完遂してしまったのかを描いた作品。
人殺し、というのは最大のタブーの一つであるはずなのだけど、群衆の無責任さとコミュニティの閉鎖性から進んでいってしまううちに半ばエンターテイメント化されていき、読者もその共犯になって後ろめたさと愉悦を味わう。
やっぱり最高に恐ろしくて面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年4月27日
- 読了日 : 2019年4月27日
- 本棚登録日 : 2019年4月5日
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