クレーヴの奥方 (古典新訳文庫)

3.54
  • (2)
  • (5)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 60
レビュー : 7
すいさん  未設定  読み終わった 

恋を知らずに十代で結婚したクレーヴの奥方様。
社交界で色男に恋をするが、悩んだ末に彼女は自分の夫にその想いを告白する…というあらすじを読んだ時には、何でだよ!何でよりによって旦那だよ!と突っ込んだのだけど、読んで納得。
心理描写が非常に細やかで(この作品が心理小説の先駆けと言われているそうだが、ほぼ先例なしにこれを書いたというのは凄まじい手腕…!)、そうせざるを得なかった彼女の心がよくわかる。
夫と恋の相手についても丁寧に描かれていて、苦しい気持ちになりつつも満ち足りた読後感だった。
彼女が夫に告白してまで踏みとどまろうとした理由が、宗教ではなく自分の信条からだというのも好み。

レビュー投稿日
2017年5月2日
読了日
2017年5月2日
本棚登録日
2017年4月17日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『クレーヴの奥方 (古典新訳文庫)』のレビューをもっとみる

『クレーヴの奥方 (古典新訳文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする