モザンビークから東ドイツに働きに行った三人の若者を描いた漫画。
絵が非常に良くて、心情を背景などでも切々と表現している。
移り住んだ先で差別され、祖国の政府に裏切られ、国に戻ってもまた孤立してしまう。
辛い。
キャラクターはフィクションだけれど、丹念なインタビューを元に作られたものだということで、この痛みは現実だというのがひしひしと伝わった。
日本の外国人技能実習生のことも考えないではいられない。
身近なこととして読まれて欲しい作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年10月10日
- 読了日 : 2019年10月10日
- 本棚登録日 : 2019年10月3日
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