冒頭の「夜回り共同体」の話はやや冗長に感じたが、「<被害者=加害者>論」から「マイノリティ憑依」へという言論史の部分は面白かった。読んでよかったと思う。
ただ「マイノリティ憑依」はマジックワードというか、気をつけたい用語ではある。被害者の代弁と白人の黒塗り芸が同じ「マイノリティ憑依」でよいのかどうか、また神社の構造との相似からの説明もやや違和感があった。
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- 感想投稿日 : 2012年7月19日
- 読了日 : 2012年7月19日
- 本棚登録日 : 2012年7月19日
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