ブログがもとになった「抱腹絶倒」弁当本ということで、まずは読み物として期待してページをめくった。しかし、開けてみるとコラムの分量は思ったよりも少なくて、ほぼレシピ。なんだそうかと思いつつも、ここのところ料理に目覚めて弁当を(早く起きた日に限り)作っている私にとってレシピも重要なことは言うまでもない。
で、さっそく「ぶち旨鶏」と「ブロかか」を作ってみた。う、うまい。しかも超カンタン。これはいい。材料も手に入りやすいものばかりだし、「おろししょうが…チューブで5cm」ときたらやってみようという気になる。定番、常備菜、コスプレ(アレンジ)メニューなど、掲載されている品数はかなり多いので、順番に作ってみたらしばらく頼れそうだ。
後半には具体的に何品か作って弁当箱に詰める「弁当講座」もあるので、迷える初心者はここから始めれば間違いなし。それにしてもまさきち師匠の弁当は品数が多いな。さすがだ。個人的には卵・肉・海苔などを使った「巻ワザ」が勉強になったと思う。
そして最初パラパラと見たときには分量的に物足りなく思えた文章も、じっくり眺めてみると巻末エッセイだけでなく、調味料について・弁当箱についてなど各章末にコラムがあり、弁当講座のページにもそれぞれ解説が添えられて、軽快な「まさきち節」は充分に堪能することができた。
というわけで、早起きして弁当作るぞ!という元気をもらえる本。
何と言っても著者自身が毎日5時に起きて弁当を作り、6時半までにブログを更新することを続けているというのだから。私も明日の目覚ましを、いつもより一時間早くセットしてみよう。
- 感想投稿日 : 2010年12月16日
- 読了日 : 2010年12月16日
- 本棚登録日 : 2010年12月16日
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