この小説を書き始めた頃、
著者は久しぶりにまた犬を飼い始めていて、
人間の目から吸血鬼を見たら、ずいぶん寿命の長い、変化しない生き物に見えるだろうなというところから本作に繋がったらしいのです。
確かに人間から見た不死のバンブーという存在は
それはそれで大変だなぁと思わせるところもあるわけで
死ねない辛さという人間が勝手に想像する難しさとそうでないところと。
時間軸が違うからこその邂逅が
ずっと一緒にいることはできないからこそ
小さな思い出を小さな幸せとしてではなく
1つ1つ積み上げることも大切だなぁと。
バンブーの大罪である
人間と暮らすということがなぜそうなったかも
最後の章を読むとより胸が苦しめられます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年2月5日
- 読了日 : 2018年2月3日
- 本棚登録日 : 2018年2月3日
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